以前、同社を少し紹介いたしました。
本記事ではもう少し企業を深ぼって見ていきます。
では見ていきましょう。
【BMY】ブリストル・マイヤーズ・スクイブ
1989年にブリストル・マイヤーズ社とスクイブ社が合併したことで、
現在のブリストル・マイヤーズ・スクイブ社となりました。
高配当・高増配の米大手バイオ製薬企業です。
最近はM&Aにも力を入れています。
特許切れによる収益悪化を防ぐためです。
2019年には同業のセルジーンを買収しました。
2023年10月8日にはがん治療薬メーカーのミラティを、
2023年12月にはカルナ・セラピューティクス、レイズバイオの
買収が発表されました。
買収が完了すれば、がん治療薬製品群が強化、多様化されます。
株主還元
過去5年間の配当推移を見ていきましょう。
2020年はセルジーンを買収した関係で
内部留保から配当を出したのでマイナスとなり、記載していません。
毎年5%〜10%近く増配しております。いい感じです。
配当利回りは3%ほどを推移しておりましたが、
直近株価が下落しており5%ほどとなっています。
配当性向も50%〜80%ほどで推移しており、
まだ配当余力もあります。
事業継続に問題ありません。
配当支払い月
2月・5月・8月・11月の年4回となります。
業績推移
売上高・営業利益・当期利益・営業利益率・営業CFマージンを見ていきます。
おおかた右肩上がりとなっております。
直近伸び悩んでおりますが、M&Aによって今後売り上げが伸びていくのか
注目です。
営業利益率は20%前後と高水準。
収益力を示す営業CFマージンも25%〜35%とかなり高水準。
競争優位性が非常に高いことを示しています。
CF推移
営業CF・投資CF・フリーCF・営業CFマージン・フリーCFマージンを見ていきます。
営業CFマージン・フリーCFマージンともに20%〜35%と、
非常に高い水準です。
まとめ
・高い増配率
・高い競争優位性
・高いキャッシュ創出力
・M&Aによるがん治療薬製品群の強化、多様化
現状、収益力・増配力とも堅調です。
増配率も高く、配当性向も低めで、
適正な配当政策にて配当余力も十分感じます。
特許切れに対して収益力が維持できるか注目です。
株主還元意識は高いため、今後も成長を期待したい企業となっています。
最後までお読みいただきありがとうございます。