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【IBM】アイビーエムとは?
同社は、112年の歴史を持つ、世界を代表するIT企業です。
かつてはメインフレームで圧倒的なシェアを誇り、
コンピュータ業界の巨人として君臨していました。
しかし、近年はクラウド事業への転換を進めており、新たな成長戦略を描いています。
2024年2月現在、29年連続増配を達成しています。
これは、米国のS&P500指数構成銘柄の中で、
エクソンモービルと並んで2番目に長い連続増配記録です。
1911年に設立された老舗企業であり、
長年にわたって安定した業績と高い収益性を誇っています。
その収益の一部を株主還元に充てることで、連続増配を続けているのです。
近年は、クラウド事業への転換を進めており、
これが業績の成長に貢献しています。
今後も、クラウド事業を中心に成長を続けていくと予想されます。
連続増配とは、
企業の財務体質の強さや経営陣の株主還元に対する意識を表す指標として、
投資家から高く評価されています。
事業内容
同社の事業は、大きく5つのセグメントに分けられます。
ソフトウェア: クラウドソフトウェア、AI、セキュリティソフトウェアなど
コンサルティング: デジタル化、ITインフラ
インフラストラクチャ: サーバ、ストレージ、ネットワークなどのハードウェア
クラウド: クラウドサービス
ファイナンシング: 顧客向けのファイナンスサービス
研究開発への取り組み
長年にわたって研究開発に多額の投資を行ってきた企業です。
その結果、ノーベル賞受賞者を含む多くの著名な研究者を輩出しています。
同社の研究開発は、以下の分野に重点を置いています。
- 人工知能
- 量子コンピューティング
- クラウドコンピューティング
- ブロックチェーン
- サイバーセキュリティー
これらの研究開発を通じて
社会に貢献することを目指しています。
近年の業績
IBMは、2020年から2023年にかけて、
クラウド事業を中心に成長を続けています。
好調な決算発表
2024年1月25日に発表された第4四半期決算は、
市場予想を上回る売上高と1株利益(EPS)を記録しました。
1株利益は前年比350%ほどの伸びと、驚異的です。
特に、ハイブリッドクラウドとAIソリューションの成長がけん引役となりました。
今後の課題
同社は、今後もクラウド事業を中心に成長していくと予想されます。
しかし、競争が激化するクラウド市場で、
どのように差別化していくかが課題となります。
企業分析
強み
- 長年の実績とノウハウ
- 豊富な製品・サービス
- 高いセキュリティ
- オープン性
- グローバルな展開
- 自社株買いを実施し株主還元にも積極的
弱み
- クラウド事業における競争力
- 伝統的なハードウェア事業の縮小
- 複雑な組織構造
機会
- クラウド市場の成長
- AIやビッグデータ分析の市場拡大
- デジタル化の進展
懸念点
- 競争の激化
- 新興企業の台頭
- 経済情勢の悪化などが考えられます。
まとめ
IBMは112年の歴史を持つ、世界を代表するIT企業です。
近年はクラウド事業への転換を進めており、
新たな成長戦略を描いています。
今後も、クラウド事業を中心に成長していくと予想されますが、
競争が激化するクラウド市場で、
どのように差別化していくかが課題となります。
連続増配が今後も続くかどうかは、
企業の業績や経営環境などによって左右されます。
今後も需要が伸びていくことを見込める分野ですので、
同社の動向に注視していきたいですね。
私は少額ながら同社の株を保有しております。
今後の成長に期待して見守ります。
最後までお読みいただきありがとうございます。