アガサ・クリスティ『そして誰もいなくなった』

きっかけ

『十角館の殺人』綾辻行人著を読了しまして、
調べていると、本書をオマージュして執筆されたみたい。

順番は逆ですが、「やはり読んでおかないと!」
と思い、すぐポチりました。

おおよそ90年前の作品ですが、
現代でも読まれているのはすごいことです。

あらすじ

イギリスのとある孤島に
年齢も職業も全く違う男女10人が招待されます。

そこでの夕食会の際に、謎の声によって
10人の過去に犯した罪が暴露されてしまいます。

その後、童話になぞらえてひとり、またひとりと
殺害されていきます。

そして最後に残ったひとりだけが、
真相に辿り着きます。

感想

『十角館の殺人』を読了した時は、
驚嘆の一言でした。
サプライズのようなエッと驚く展開でした。

それに対して、本書を読了した後、
『なるほどなぁ・・・こんな方法があったのか・・・」
驚いたのは驚いたのですが、
驚きの種類が異なるといいますか…。

淡々と謎が解き明かされていくのに対して、
驚きよりも感心の方が強かったですね。

ミステリー作家の方には
舌を巻きますね。
どうやってこのようなトリックを考えているのでしょうか。

自分の想像力では絶対思いつかないだろう展開が
用意されています。
ミステリー作品を読む時は
想像力を豊かにして望まないと
最後にひっくり返されてしまいます笑。

それが気持ち良いのですが笑。

本が苦手だという方も、
ミステリー系の本であれば、
犯人が気になって続きを読みたくなるはず!
なので、ぜひお勧めしたいです。

私は次なる本を読みます。
また面白い本があれば紹介したいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございます。