価値観・哲学・ライフスタイル

ブラック企業は誰が生み出すのか?

ブラック企業とは

近年、『ブラック企業』という言葉が社会問題として
注目されています。
長時間労働、サービス残業、パワハラなど、
労働者が過酷な労働環境に置かれている企業を指します。

しかし、個人的に『ブラック企業』は
ブラック消費者がつくっているのではないか
と思うのです。

ブラック企業を生み出す消費者心理

安さへのこだわり

とにかく安く買いたい」という消費者心理は、
企業にコスト削減の圧力をかけ、
結果的に労働者の負担を増やす可能性があります。

私たちが求めるから企業はさらに努力します。
需要があるから供給が生まれます。

需要のないところに供給しても意味がありませんから。
『ブラック企業』を生み出しているのは
私たち消費者であると思うわけです。

サービスの過剰な要求

・24時間365日対応
・完璧なサービス
・時間に厳しい 時間厳守主義

やってくれるのであれば嬉しいと思いますが、
なければないものとして過ごすことも可能だと思います。

消費者も責任の一端を担っている

私たちは、商品やサービスを購入する際に、
その背景にある労働環境に目を向ける必要があります。

必要最低限のサービスで満足する

日本では格安な居酒屋であっても
鉄道会社であっても非常に高いサービスを
求めているお客様が散見されます。

少し提供が遅くなっただけで
暴言を吐く人がいます。

そこは高級料理店でもなければ
国営の鉄道会社でもありません。
本当にそこまでする必要があるのでしょうか?

過剰なサービスは、労働者の負担を増やすだけです。

まとめ

最近私の会社でも過剰品質や
過剰なサービスでは?と思うことが
多くなっています。

『ブラック企業』は、企業側だけの問題ではありません。

消費者側も、自分の消費行動がブラック企業を
生み出す可能性があることを認識し、
責任を持って行動することが大切だと
私は思っております。

企業は私たち消費者の要望に全て応えようとすると、
働いている従業員は
さらにたくさんの仕事をしなくてはいけません。

働く人たちは仕事でのストレスを
自分がお客様の側になった時に
従業員相手に横柄な態度を取り
ストレスを発散することになります。

これが今の日本の状況です。
負のスパイラルです。

消費者側が
「それ本当に必要なの」
と自分に問うことが重要だと私は思います。

日本という治安のいい国で格安で物を買ったり、
サービスを受けられていることに日々感謝したいですね。

社会全体が寛容になれば、ブラック企業が少なくなっていくのでは
ないでしょうか。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。