残りの人生を意識する
人生の先輩から紡ぎ出される言葉というのは、
非常に学ぶ価値があります。
今まで私よりも長く生きてきた方の教訓が言葉として表出するためです。
私は50代より上の世代の方とおしゃべりさせていただく機会が多いのですが、
そんな方達からふと明言めいた言葉が紡ぎ出されるのです。
最近身近で印象に残った言葉があるので、皆様にご紹介します。
私の母上の言葉
先日私が桜祭りに行って、写真を撮ってきて母上に見せた時に、母上が
「あと何回桜を見ることができるのだろう・・・。
私には時間がない。」とおっしゃっていました
。
個人的に含蓄のある言葉だなと感じました。
私の母上は難病を患っております。
筋肉が萎縮していく病気です。
患ってからもう7年近く経ちます。
もう少ししたら歩けなくなるかもしれません。
医者からは患ってから10年ほどが生存期間だと言われました。
なので、余命宣告とも受け取れるそれを信じるのであれば、
残された時間(寿命)は3年ほどとなりますね・・・。
したがって、桜を愛でることができるのもあと片手で数えらるほどなんだと
現実を突きつけられたようで、胸が苦しくなります。
後悔のないように生きる
最近母から聞くのは、
「もっとこうしておけばよかった。」や
「もっと勉強していたら違う未来があったのかな。」
と後悔の念に駆られた発言を耳にします。
自分が病気になったことで見える景色が変わったのでしょう。
私が不摂生しようとすると「病気になってからでは遅い」と
叱咤激励が飛んできます笑。母上なりの愛なのだと感じます。
自分の子供には後悔してもらいたくないのでしょう。
私は昔よくタラレバ言って挑戦しないで後悔していました。
タラレバ言うだけなら誰でもでき、とても簡単なことです。
そんなことでは、将来自分の手には何も残らないと感じました。
後悔する公算が非常に高い!
将来笑って過ごせるようになるためには、過去の自分、
若しくは『今』の自分が精一杯やるしかないのだと気づきました。
母上の病気に関しても、
ここまで健康を意識して病気になったのならしょうがないと言えるまで、
徹底して運動や食事に気をつけていれば、
病気にかかったとしても後悔の念は薄れるのでと思いました。
まとめ
いずれ人は等しく人生を終えることになります。
人生でやりたかったことを実現した後、次はどのような人生のあり方を意識するのか。
非常に興味があります。
人生の終期を感じる前から、『自分もいずれそう感じるまたは、そうなる』
と意識しておくことで今を精一杯生きることが肝要だと思いました。
徹底的に実践することで、病気になったとしても、
後悔のないように今できることをしっかりやりきりたいです。
今回のように人生の大先輩からの言葉から学び取り、
人生の糧として学ぶことで、精神性が高まりそうです。
漫然と生きるのではなく、常に何かを学んでいきたいと個人的に思います。
学べることはどこにでも転がっています。
残りの人生を意識することで漫然生きている状態が続かないように
常に挑戦していきたいと感じました。
みなさんも後悔のないように残りの人生を意識してみてはいかがでしょうか?
最後までお読みいただきありがとうございます。