価値観・哲学・ライフスタイル

働いてばかりのアリのままで人生に悔いはないのか?

みなさまアリとキリギリスの童話はご存知でしょうか?
たいていの方が幼少の頃に学ぶと思います。
ご存じなかったら申し訳ないですが。
一応、以下童話のあらすじ載せておきます。

「蟻とセンチコガネ」では、夏の間アリが穀物を集めるのを見てセンチコガネが驚くが、冬になって食物に困ったセンチコガネはアリの許を訪れ、それに対してアリは、夏のうちに苦労しておけば今は困らなかっただろうという。将来に備えることの大切さを寓意とする:102

「蝉と蟻」では、冬の日に食物に困ったセミがアリのもとに来て食物を乞う。アリはセミが夏の間何をしていたかを尋ねる。セミが歌っていたと答えると、アリは冬には踊ればいいと答える:276。ラ・フォンテーヌの寓話詩やクルイロフの寓話もほぼ同様の内容を持つ。

出典:Wikipedia

 

この話様々な解釈がなされているみたいですが、
本質は「キリギリスみたいにずっと遊んでいると後で痛い目に合うから
アリのようにコツコツ働こうね」ということだと感じます。
勤勉さと計画性の重要性を教えてくれます。

皆さんはどちらの人生を歩んでいきたいと思っていますか?

年配の方は「アリ」のまま!?

私の職場に70歳近い嘱託の方がいます。
高校を18歳で卒業されて以来ずっと今の会社に勤務されています。

半世紀(50年)ほど在籍していることになります。
純粋に継続できていることがすごいですよね…。
なぜそんなに元気なのか…ほんとパワフルです。
見習うべき点ではあります。

話を聞く限りですが、その方は長年にわたり不動産を所有していて(現在は売却済み)、
無駄遣いを全くせずコツコツ働いてきたことで、
金融資産は7000万円ほどあるみたいです。ほぼ貯金みたいです。
「こんな身近にも準富裕層の方がみえるのか」と驚愕でした。

贅沢をしない生活

上記の嘱託の方ですが、
70歳近い年齢に差し掛かっても全く贅沢をしないみたいなんです。

週末には大手チェーン店である大戸屋やスシローなどへ出かけ外食をするようですが、
夫婦で2,000円〜3,000円ほどで食べられると話されます。
旅行は毎月行くようですが、一人1泊1万円以上のところへは泊まらないみたいです。

値段が安いことを批判したいわけではありません。
安く提供してくれている企業様には頭が上がりません。
誤解なきよう申し添えておきます。

小さく生きることで人生は生きやすくなる。
人生における大局観は私と似通っています。
弊社の給料が少ないのでそうするしか策がないのもありますが笑。

長年の労働と計画的な資産形成により、
まさに「アリ」のような人生を送ってきた方が多いように感じます。
仕事に励み、家庭を支え、未来のために蓄えを築いてきた。
これまでの努力は、まさに賞賛に値するものです。

 

もう少し自由に生きてみませんか?

自由な時間と経験の大切さ

資産がある程度積み上がったならば、その資産をどう使うかを考えることも重要です。
例えば、ずっとやりたかった趣味に時間を費やす旅行に出かける、
新しいスキルを学ぶなど。
これらは、人生に新しい喜びと発見をもたらしてくれるはずです。

私は幸福を知るには両端を知らないと価値観が明確にならないと考えています。
いつものお店、いつもの通勤路、いつもの旅行先。
歳を重ねるうちに自分の中に壁を作ってしまい、新しいことに挑戦しなくなっていきます。
「ちょっと高いお店に行ってみる」でも良いと思うのです。

一度食べてみて、その値段に見合う価値がないなと感じれば
いつものお店に戻れば良いと思います。

逆にお値段が張るものに、やはり払うだけの価値があると感じれば、
今後も月に1〜2回でも家族を連れお店に訪れれば
家族皆、喜んでくれるのではないでしょうか?

資産を積み上げた今、もう一度考えてみませんか?

アリ」としての人生は確かに素晴らしいものです。

しかし、「キリギリス」としての自由な生き方も、
資産を持つ今だからこそ楽しむことができるものです。
これまでの努力を土台にして、もう少し自由に、
そして楽しむことを忘れずに生きてみませんか?

私はまだまだ資産形成期なので外食はあまりしないですが笑

みなさんはどちらの考えでしょうか?

 

最後までお読みいただきありがとうございます。