クニミネ工業という企業
貴重な地下資源「ベントナイト」の
採掘・製造・販売事業のほか、ファインケミカル、
アグリビジネス、ライフサイエンス、化粧品の各分野で
研究開発を推進するクレイサイエンス事業を展開されています。
ベントナイトは膨潤性、陽イオン交換能、吸水性、
または吸着性等の性質を持っているそうです。
こうした特徴から、土木工事用、ペット用トイレ砂用、
農業用、ボーリング用など様々な用途に
利用されています。
同社企業を調べて分かったのですが、
化粧水や医薬品、食品添加物などにも使用しているみたいです。
ほんと幅広いですよね。
国内でのシェアも素形材（鋳物）では約60％、
土木関係では、約47％と高い数値となっております。
出典：2024年3月期 第2四半期 決算説明資料
徐々にシェアが増えてきていますが、
国内の鋳物生産量が横ばいですが、
ニッチトップ企業として、これからもっと
圧倒的なシェアを獲得していって欲しいところです。
会社の沿革
1943年6月 國峯鉱業株式会社として会社を設立
漢字で書くと旧書体ということもあり、
渋いですよね。笑
1949年12月 ベントナイトの鉱石採掘、同製品製造開始
1978年6月 クニミネ工業株式会社に商号変更
1989年6月 上場
80年ほどの歴史ある企業ですね。
最近は海外事業にも注力されているみたいです。
財務
ROE、ROAはもう少し欲しいところですね。
営業利益率は十分な水準です。
（米国株だと15％、日本株だと10％あれば優良企業です。）
自己資本比率は80％ほどを推移しており、
利益剰余金は年々積み増されています。
借金もかなり少ない or ゼロですので、
事業継続に問題ありません。
株主還元
2024年3月期より1株あたり年間配当額の下限を
40円に設定されるようです。
安定的に配当を出してくれればよいのですが。。。
配当性向30％を目安にされていますが、
2023年は60％とかなり上がってしまいましたが、
2024年は41.6％予想になっているので、
今後注目していきたいところです。
2024年1月現在配当利回りは3.88％となっており、
高配当株として納得いく水準です。
同社を知るきっかけ
私がこの企業を知るきっかけになったのが、
ペット用のトイレの砂です。
私は過去に猫を飼っていたことがあります。
かわいいですよね。
私はどちらかというと猫派です。
ワンちゃんも可愛いですが、
やはりネコちゃんには頭が上がりません。
話がそれましたが、
飼育いていたときに必要になり同社を知る機会となりました。
過去の自分が調べた中では、同社製品のレビューがよく、
高評価だったので購入に至りました。
今回調べてみると、ペット用のトイレ砂でも
かなり種類があることがわかりました。
私は2〜3種類しか見たことがなかったのですが、
こんなに展開しているのには驚きましたが。
日常の中で、優れた企業を発見できるた良い好例でした。
まとめ
今回はクニミネ工業を紹介させていただきました。
今後ニッチトップ企業として圧倒的シェアを
誇るようになれば、収益がさらに良くなっていくのでは
と思っております。
私は2023年から投資していますが、
その時に比べると株価は高いです。
なので、今回は打診買いとして買い増ししました。
株価1000円を割ると配当利回りが4％になります。
ですのでそのラインを基準として、
1000円を割ったら徐々に買い増していけたらと
思っております。
自分の納得する水準で少しずつ買い増していきます。
2021年度末（2022年3月末時点）経済産業省 大臣官房 調査統計グループ 経済解析室
経済産業省 経済解析室によると、2009年をピークに
犬の登録頭数が減少に転じているようです。ペット数が少なくなれば、同然売上にも
関係してくるはずです。今後のペット産業の動向には注意が必要ですね。
同社の製品はペット関連だけではないので、
ペット数が少なくなったからといって、
すぐに倒産などになることはないと思いますが、
ペット産業の動向には留意しておきたいところです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
