高配当・高増配の米製薬大手企業
同社は高配当・高増配・高いトータルリターンを示した米製薬大手です。
売上高では現在世界第4位の最大手製薬会社となります。
ちなみに世界1位はファイザー（ティッカー：PFE・米国企業）
第2位はロシュ（スイス企業）
第3位はメルク（ティッカー：MRK・米国企業）
米製薬大手アボット・ラボラトリーズ【ABT】から
2013年に研究開発部門が分離・設立（スピンオフ）されました。
ABT時代から見ると50年以上連続増配を続けています。
主力製品に世界で最も売れている抗リウマチ薬『Humira』があります。
その製品が2023年に米国での特許切れになります。
そのため他の製品群の収益力を強化すべく、
2019年6月にアラガンを約630億ドルで買収しております。
それにより美容系（ボトックス注射）やアイケア方面にも事業が拡充されました。
それ以外にも、
自己免疫疾患の新薬である『Rinvoq』と『Skyrizi』
抗精神病薬の『Vraylar』
血液がんを対象とした『Venclexta』
片頭痛薬の『Qlipta』と『Ubrelvy』
と、多様な製品群があります。
近年『Humira』の依存度は5年前に比べて下がってきていました。
2018年は売り上げの60％を『Humira』に頼っていましたが、
直近は30％ほどでした。
『Humira』以外の製品が頑張ってきました。
収益力が強い製品で徐々にポートフォリオを多角化できている印象です。
それでも『Humira』の特許切れの影響は大きく
2023年は売り上げがかなり落ちてしまいまたね。
今後に期待したいです。
今年も増配
同社が今年も増配いたしました。
過去5年の配当推移は以下の通りです。
四半期配当$1.48→$1.55
増配率は4.7％の増配となりました。
かなり嬉しいですね！
業績堅調な連続増配株を保有していると、
配当が増えていく傾向がありますね。
私の買値に対する配当利回りは5.38％とかなり高配当となっております。
現在の株価で購入した場合約3.5％ほどとなっております。
2021年に購入してから、値上がり益と増配による配当金増が
素晴らしいリターンをもたらしてくれています。
今後さらに増配してくれることを願っています。
最後までお読みいただきありがとうございます。
