米国株投資で注目を集めている高配当ETF。
中でも人気の高いVYM、SPYD、HDVは、それぞれ異なる特徴を持っています。
この記事では、3銘柄を徹底比較し、
今後も米国企業に投資をしたいと考えている投資家にとって、
それぞれのニーズに合った最適な投資先を紹介します。
目次
1. VYM:高配当と安定性を兼ね備えた王道ETF
特徴
- FTSE High Dividend Yield Indexに連動
- 米国の成熟企業約400銘柄に分散投資
- 増配率は3銘柄の中でNo.1
- 配当利回り:約3%
- 経費率:0.06%
メリット
- 長期的な資産形成に最適
- 安定的な配当収入を得られる
- 低コスト
デメリット
- リターンは比較的低い(増配によって将来高配当化する可能性あり)
- リターンを高くする場合買値が重要
おすすめ方
- 長期的な視点で投資したい方
- 安定的な配当収入を求める方
2. SPYD:成長性と安定性を両立した高配当ETF
特徴
- S&P 500 高配当指数に連動
- 配当支払い上位80銘柄に投資
- 配当利回り:約4.7%
- 経費率:0.08%
メリット
- VYMよりも高い配当利回り
- 成長性と安定性を兼ね備えている
- この3銘柄の中で唯一不動産セクターに投資できる
デメリット
- VYMよりもリスクが高い
おすすめの方
- 高い配当利回りと成長性を求める方
3. HDV:高配当とバリュー投資の融合
特徴
- モーニングスター配当フォーカス指数に連動
- 米国の財務優良企業のうち、配当利回り上位75銘柄に投資
- 配当利回り:約3.7%
- 経費率:0.08%
メリット
- 財務健全性が高い、質の高い米国企業へ分散投資できる
- 安定的な配当が期待できる
- 増配を続けている企業は、業績が安定しており、安定的な配当を期待できる
デメリット
- SPYDよりもリスクが低く、VYMよりリスクが高い
まとめ
VYM、SPYD、HDVは、それぞれ異なる特徴を持つ高配当ETFです。
どのETFを選ぶかは、投資目的やリスク許容度によって異なります。
ご自身の優先したい事柄で銘柄を選びましょう。
例えば、リスクが高くても配当金が多く欲しいなら『SPYD』
安定していて、そこそこの配当金をもらいたいのであれば『VYM』
などですね。
どのETFを選んでもかなり低コストで広く分散投資ができます。
ETFでは、自分で個別に企業を選んだり、定期的に業績を気にしたりすることが
ありません。一年に一度は銘柄入れ替えが運用会社によって行われます。
ですので、勉強する時間のない方や、リスクを抑えて投資をしたい方に
向いています。
自分に合ったETFを選ぶようにしましょう!
私個人的に所有している銘柄は、
安定感抜群で高成長の『VYM』、
不動産もカバーしていて高配当な『SPYD』を所有しております。
ご参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。